ほぼ初めてに近い古典
こんにちは!
先週の金曜日のゼミで大阪工業大学の横山先生にお越しいただいて古典について学びました!
1.古典ってどんなイメージ?
最初に古典ってどんなイメージがあるのか話していきました。
私は高校生の時は商業高校で古典の授業はなかったため中学生の時に少しだけしたなあぐらいの認識で好きか嫌いかどっちでもないなという感じでした。
しかし、他の方は受験勉強ためや、厳しい先生だった、良い先生だったので好きだったと様々な意見が出てきて面白かったです。
やはり勉強における教えてくださる先生との相性って大切ですね。
2.古典を学ぶ理由
次に横山先生は古典を学ぶ理由の簡単な例を出していただきました。
- 純粋に好きだから。楽しいから。
- ストーリーの楽しさ。面白さ。
- 所属する文化の歴史や古典を学ぶ
- 現代を逆照射し、近代を相対化する。
この例の中で近代を相対化するって理由はあまり聞かないため面白いなと思いました。
当たり前を当たり前だと思わないことって意識していても難しい!
前回の古典でも潜在的についてしまっている意識を変えるのは難しいと実感したので納得してしまいました笑
しかし、古典の世界を通して現代の当たり前を疑いやすくなるのかな?
3.徒然草の中に潜む不思議な点
次は徒然草の中に不思議な点はどこでしょうという横山先生の問いでした。
徒然草自体の文章はなんだか見た事があったため不思議な点ってどこだろう?って考えていました。
つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
ここでの不思議な点は硯に向かひて!
横山先生の机に向かうんじゃなくて硯に向かうのは変じゃないのか?というお言葉に確かに普通向かい合うのは机だなと思いました。
硯と向かい合うってなんだか今にも気持ちが溢れそうな(?)気がしませんか?
昔ファンレターを出した時にワクワクした気持ちを思い出して昔の人も同じような気持ちだったら面白いな〜!と考えていました笑
ここでの文章の意味を確認する方法として
- 同じ時期の文を読む
- 同じ筆者の文を読む
というのがあり、時代背景がわかりやすいなと思いました。
4.Lemonとレモン哀歌
次に米津玄師さんの「Lemon」と高村光太郎さんの「レモン哀歌」の共通点についてでした。
お恥ずかしながらレモン哀歌を知らなかったのですが初めて文章を読んだ時に
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだトパアズいろの香気が立つ
レモンをがりりと噛む、、、?皮ごとってこと、、、?苦くない、、、?とか考えていました😩
でもなんだか表現が難しいけどがりりと噛むってだけで苦さが伝わってくるなあと考えてると同時に「Lemon」でも苦いレモンの匂いって出てくるやん!!すご!!って一人で考えていました笑
横山先生のお話を聞いていくうちに2つの共通点は「人の死」という点にあることがわかりました。
文章からひしひしと伝わってくる哀しい感じから人の死の表し方が分かりました。
5.初めて近い古典
最後にほぼ初めてに等しい古典を学んでみて古典って面白いなって思いました。
現代とてらしあわせることで見えてくる常識じゃないところ、昔の人と共通しているところ全てが新鮮に感じて面白いなー!と思いました。
古典的な作品って難しいものばかりだと思っていましたが調べてみたら結構恋愛モノもあるみたいでとても読んでみたくなりました。